2020/06/21

WindowsとMacのどちらを選ぶべきか→どっちでもよい

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Windowsパソコンを選ぶべきか、MacOSを選ぶべきかについて考えてみます。
パソコンを始めて買う人、もしくはWindowsを使っていてMacが気になる人、またはその逆の人向けです。
自分はWindowsもMacも使って、デザインや開発もWebもWebじゃないこともやってました。

先に結論を言うと、どっちでもよいです。
身もフタモありませんが、必要に応じて覚えればよいだけです。
ただゲームがしたいならWindows(とくに自作)をおすすめします。
この記事は、次の4つからできています。
WindowsとMacのそれぞれの特徴、Windowsを選ぶべき人、Macを選ぶべき人、まとめとアドバイスです。

パソコンは道具なので、それを使って何をやるか、何をやりたいかのほうが重要です。

WindowsとMacのそれぞれの特徴

WindowsとMacの特徴をまとめておきます。

基本的にはWindowsでもMacでも、大枠できることに大きな違いはありません。
ひと昔前は、グラフィックス系の仕事はMacのほうが強いと言われていました。細かなことはさておき、その理由はグラフィックス系の仕事ではMacの比率のほうが高かったことが大きな要因です。現在はそれほどMacの使用比率は高くもありませんし、グラフィック系のソフトウェア(PhotoShop、Illustratorなど)もWindowsにしか対応していないソフトウェア、Macにしか対応していないソフトウェアという縛りもそれほどなくなりました。

WindowsとMacの特徴を、デザイン、価格、選択肢、販路、市場シェア、対応ソフトウェア、セキュリティ、顧客満足度の8つの項目でそれぞれまとめてみます。

デザイン
ハードウェアもソフトウェアも、デザインはMacのほうが優れています。
パソコンにデザイン要素が必要なのか、疑問に思われていたような黎明期からMacはデザインにこだわっていました。
今でも同じように必要のない、という意見は耳にします。とくに業務上など、必要のない人には無用の要素かもしれません。
ただ、Macのデザインは見た目だけではなく、設計、耐久度、省電力性、梱包や配送、開封時、メンテナンス、廃棄時のリサイクルにいたるまでに及んでいて、一貫して高品質を提供する姿勢が見て取れます。
Windowsが一貫性に乏しいことは昔から揶揄されています。

価格
価格はWindowsのほうが有利でしょう。
10万円以下で入手できるMacはほとんどありません。安くてもWindowsマシンならば、いろいろな選択肢があるので、目的に合わせたパソコンが見つかりやすいはずです。ただMacに使われる部品は、どれも高品質で、高価格帯のものが備えられていることが多くて、単純な比較は難しいかもしれません。
Windowsのほうが有利と言いましたが、たとえばMicrosoft Surfaceは決して割安には思えません。このあたりもピンキリなので要注意です。

選択肢
Windowsパソコンの形状や構成は多種多様で、Macに比べて選択肢が幅広いです。
Macはモデルが限られていて、カスタマイズができるものその自由度は低いです。
WindowsはOSやパーツを個別に購入して組み立てて自作することができるので、自由度は無限です。
ただし自作をする場合は、メーカー品のノートブックのような軽量化を求めるのは無理があります。

販売方法
MacはAppleでしか買えません。
ほとんどの場合はMacはAppleStoreやAppleStoreOnlineでしかMacを入手することはできません。
MacはmacOSとセットです。
マイクロソフトはハードウェアの製造をしていないので、Windowsは様々なメーカーの販売するパソコンから購入できます。
Windowsだけを個別で購入することもできます。

市場シェア
直近(2020年5月)の市場シェアは87%がWindowsで、9.6%がMac、残りはLinuxなどその他のOSが使われているようです。
Windowsが圧倒的です。
世の中にあるパソコンはほとんどWindowsといえるでしょう。
Operating system market share
https://netmarketshare.com/operating-system-market-share.aspx

対応ソフトウェア
ビジネス用途やゲームなど、対応しているソフトウェアはWindowsのほうが多いです。
Windowsに対応しているゲームの数はMacの8倍ほどあります。
市場シェアからも、たくさんの人が使っているWindowsにソフトウェアを対応させるのは当然のことでしょう。

セキュリティ
Windowsは市場シェアが大きいがゆえに、情報を盗むことを目的とした悪意のあるソフトウェアに狙われやすいようです。
Macがコンピュータウィルスに狙われないわけではないものの、犠牲になる可能性はものすごく低いでしょう。
ただWindowsにはWindows Defenderというセキュリティソフトが最初から守ってくれているので、一般的な使い方ではそれほど気にする必要はなくなっています。
問題が起こりやすいのは、Windowsを更新せずに古いまま使っているケースでしょう。

顧客満足度
MacとWindowsの満足度調査では、Macは、信頼性、サービスエクスペリエンス、電話の保留時間などのカテゴリでほかのどのWindowsよりも高い評価を得たというデータがあります。
Apple StoreでもAppleのカスタマーサポートでも、Macを使っている以上は一律で対応してくれることが一因かもしれません。
Windowsが不安定になったときは、マイクロソフトではなくて通常はパソコンメーカーが対応することになります。故障はソフトウェアが原因かもしれないしハードウェアが原因かもしれません。はっきりと特定するのはかなり骨が折れるでしょう。別々の会社と話をする必要があるかもしれません。故障の特定が困難な場合、本当にサポートが受けられるのでしょうか。

2010 Reliability and Service Survey: Desktops | PCWorld
http://www.pcworld.com/article/211081/2010_reliability_and_service_survey_desktops.html
Reliability and Service: Laptops | PCWorld
http://www.pcworld.com/article/211402/reliability_and_service_laptops.html

Windowsを選ぶべき人

WindowsかMacかで比較すると、どうしても違いを見て、あれこれ言う構図になってしまいがちです。優位性は何をやるために使うのかという目的次第なので、性能を比較して、どちらが優位かという批評はほとんど意味がないと思います。
特徴を比較する上では、対応ソフトウェア(とくにゲーム)、コストパフォーマンスを優先したい人はWindowsがおすすめです。

ゲームをやりたい人はWindowsのほうがおすすめ
パソコンを購入したら何が何でもパソコンゲームをやりたいという人にはWindowsがおすすめです。これは明確に言えます。
基本的にパソコンゲームはWindowsで遊べるように作られていて、そのなかでMacにも対応しているゲームがちらほらあるという感じです。

WindowsにもMacにも対応しているゲームは、具体的にはマインクラフト、フォートナイト、荒野行動などです。
Macに対応していないゲームは、レインボーシックスシージ、PUBGなど(今後の対応などは解りませんが)

ゲームをやる人には自作がおすすめです
ゲームはグラフィック性能が求められます。
なので、ビデオカードが搭載されているパソコンを用意する必要があります。
Macはモデルごとにカスタマイズはできますが自由度はほとんどありません(しかもけっこう割高です)。対してWindows自作パソコンは構成を自在に選別できるだけでなく、市販に近い性能でもめちゃくちゃ安くできます。もちろんそのためには知識が必要です。
ただ、ゲームをモチベーションに行動すできる人は、パソコンの自作もゲーム感覚で楽しめると思います。長くいろいろと楽しみたい人は、パソコンの知識はあらゆるところで必要にもなってくるでしょうし、そこで得た知識は必ず役に立つことでしょう。

Macを選ぶべき人

WindowsとMacはそんなにできることに大きな違いがあるわけではありません。なので、どちらを使用しても大差はないのです。
ただ特徴を比較する上では、デザインや満足度を優先する人にはMacがおすすめです。
Macのデザインが気になる人はMacがおすすめ
「Windowsパソコンを選ぶべきか、MacOSを選ぶべきか」
この問いに行き着いた人は、Macを選ぶべきだと思います。
パソコンのほとんどはWindowsなのです。ソフトウェアもWindowsに対応しているものが圧倒的に多いわけです。なのに、この問いに行き着くということは、Macが気になっているといえる気がします。

Appleのサポートはよいです
個人的な経験則からも、Macのサポートに助けられたことは何度もあります。
Macの修理をリペアセンターに出すときは、クロネコヤマトが集荷に来てくれます。
iMacでもMacBookでも、本体を渡すだけで専用の梱包材で梱包して持っていってくれます。めちゃくちゃスムーズです。
その後の修理の状況もオンラインで追跡できるので安心でした。
もちろん、全員の問題が解決するかどうかは解りませんし、他のメーカーの対応でもっとスムーズな対応があるかもしれません。
修理対応の期間は10日や2週間を目途にと、わりと長めに指定されます。仕事で使っている人は、パソコンが2週間も手元からなくなるのは致命的でしょう(郵送以外にも直接持ち込みする方法もあります)。ただ、自分の場合はほとんど、予定よりも早めに修理が終わって戻ってきました。

まとめとアドバイス

WindowsとMacについて書いてきましたがいかがだったでしょうか。
大枠は、どちらを選んでも大差はないので、好きな方を選べばよいでしょう。時間とエネルギーを裂きたくない人は、自分が慣れているほうが圧倒的に楽なはずです。

Windowsを使っている人は、Macは使いにくいとよく耳にします。
どうしてそうなるかというと、Windowsに慣れている人が、Macを操作してWindowsならできたことが同じ操作でできずに迷ってしまうということかなと思います。
こういうことが何度もあると、Macは使いにくいという結論になるのかもしれません。迷ったら後ろ向きに諦めてしまわずに、さくっと調べて知識を積み上げていけばよいわけです。それだけのことだと思います。迷ったときこそ、スキルアップのポイントなのです。

ただ始めて使う人、ゲームをしたい人、それによくわからないと言う人はWindowsを選べばよいと思います。世の中のほとんどのパソコンはWindowsなので標準的なパソコンを使っておいて、仕事でもなんでも困るということはありません。(Windowsを所持していることで「Windowsが使える」と就職に有利になったりはしないでしょうが)

以上です。
ではよきパソコンライフを!

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