2020/06/10

Mac選び(2020年版)→おすすめはMacBook Air

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Macが欲しいけれどどれを選べばよいかとお悩みの人向けです。
パソコン全般に、それほど詳しくない人向けに書いています。
自分は20年以上のパソコン経験者です。WindowsもMacも使い、デザインも開発もWebもWebじゃないこともやってました。

Macモデルの最近のアップデートをまとめます。
去年2019年にMacBook Pro16インチ(旧15インチ)が発表されました。
そのあと、MacBook Airの2020年モデルが発表されて、5月にMacBook Pro13インチが新しくなったばかりです。発表内容はご存知の通り、大きく変わったのはキーボードでした。
また、6月のWWDC(appleの開発者向けイベント)でARM版の格安Macが発表されるのではという噂があります(ただし発売は2021年とか)。
さて、現時点(2020年上半期)の自分の一押しはMacBook Airの上位モデルです。
これはまさに今自分のほしいMacモデルでもあります。

ということで、先におすすめを言ってしまいましたが、この記事は次の4つから出来ています。
MacBook Airをおすすめしたい人、おすすめの根拠、安く買う具体的な方法、買うときのアドバイスです。

MacBook AirとMacBook Proのスペック比較とかベンチマーク比較とか、何が変わったかとかは出てきません。
この記事は具体的な情報を比較して批評するというよりは、経験からくる所感を語っています。数字は客観的な指標ではありますが、極端な性能ではない限り普段使いには影響しないのです。
なんせ自分は2020年モデルを所持しているわけではありませんw 持ってないのにあれこれ言うわけなので業が深い記事なのです。

MacBook Airをおすすめしたい人

MacBook Airをおすすめしたいのはこんな人です。

出費を抑えたい人
基本的には自由に好きなMacを買ってくださいというのが前提なわけですが、できるだけ出費を抑えたいというのは万人の方針だと思います。

何かを始めたい人
Macに限りませんが、何のために買うのかというのははっきりしているほうがよいです。
今使っているのが古くなったという理由で、なんとなく買ってももちろんかまいませんが、買い替えるものに何を期待するのかというのは大切なことです。
→こういうことを始めるのに適しています
ブログ、プログラミング、ホームページ作成、写真管理、イラスト、2Dグラフィックス(PhotoShopやIllustratorなど)、インターネット、映画/アニメなどの動画視聴(Netflix、Hulu、Amazon Prime、YouTube)、ショッピング、株取引、SNS、スケジュール管理、文書作成、旅行計画、そのほかの事務作業、ブラウザゲーム、などなど。
→こういうことには適していません
動画編集(たとえばYouTuberを目指している人)、3Dゲーム(グラフィックの性能が必要なもの。ブラウザゲームや軽量なものを除きます)

動画編集やゲームはランク上のMacBook Pro(16インチ)かiMac(27インチ)が必要となるかもしれません。グラフィック性能を使うためです。この辺のところだけでも押さえておけば、大体のことは快適に扱うことができるはずです。

MacBook Airはエントリモデルなので、性能面が心配かもしれませんが大丈夫です。
仕事でも趣味でも使えます。
今自分が毎日使っている型落ちのMacBook Pro 13インチよりも、おすすめしている2020年のMacBook Air(上位モデル)は倍くらい性能が上なのです。

たとえば、動画編集やゲームが気持ちよく動かなかったりするのは、性能差というより用途の違いです。軽自動車に馬力がないと言っているようなものです。普段使いであれば何も問題ないでしょう。

MacBook Airがおすすめの根拠

ノートもデスクトップも含めて、現時点(2020年上半期)ではMacBook Airの上位モデルがおすすめです。
MacBook Airがおすすめの理由では、構成がシンプルであることです。

Macモデルはいずれも製品の完成度が高いです。
ただ、MacBook Airをおすすめする根拠としては、MacBook Airが突出しているというよりも、どちらかというとMacBook ProとiMacに個人的にマイナスポイントがあります。
ただ、マイナスポイントとはいえ、収束するところはいずれも割高であるというのが根本の理由です。
躯体はよいものです。なので、気にしない人には関係のないところです。

MacBook Proのマイナスポイント
MacBook Proのマイナスポイントは、言わずもがなTouch Barです。
Touch Barとは、キーボードのF1からF12の部分をディスプレイ式のタッチスクリーンになっているものです。
使用するアプリケーションによって切り替わり、操作などがワンタッチでできるように補助してくれる機能です。
キーの表示をカスタマイズすることもできるようです。

MacBook ProのTouch Barなしモデルは2019年になくなってしまっていて、MacBook ProはいずれもTouch bar搭載モデルだけになってしまいました。
これがすこぶる評判が悪いです。
新しい機能なので、慣れている人ほど違和感が感じるのか、どうもプラスアルファの付加価値があまり功を奏していないようです。

自分も個人的にあまり好ましく思っていません。
たとえばTouch Barだけ別売りで3万円くらいするとしたら買うでしょうか。自分は買いません。
Touch Barは標準のファンクションキー(F1~F12)に固定しておくことができるので、不便というわけではないらしいです。ただ、それならば最初から物理キーでよいわけです。

MacBook Proは不要なTouch barが搭載されている分、割高であると言えます。
MacBook Proももちろんよい製品ですが、MacBook Pro 13インチではなくてMacBook Airをオススメしている最大の理由はここです。

MacBook Airはスペックも形状もMacBook Pro 13インチと似ています。ほとんど同じです。唯一の決定的な違いはTouch barの搭載有無くらいなのです。MacBook AirはMacBook Pro 13インチのTouch barなしモデルと言ってもよいくらいなのです。

iMacのマイナスポイント
iMacのマイナスポイントはドライブです。
ディスク容量が割高です。

今ではスマホもメモリタイプのドライブ(SSDと言います)が主流ですが、いまだに円盤が回転するタイプのディスクが軸になっているところが残念です。MacBook Proなどで使用されているドライブとは接続形式も違っていて、かんたんに言うと旧式で遅いものが使われています。

現状は残念です。SSDの選択は必須に思えますが、そちらを選ぶとプラス3万円くらいになり、かなり割高になってしまいます。
そのくらいの出費が許容できる人はよいかもしれません。ただ、これはさすがに次のアップデートで改善されると思います。おそらくSSDが初期選択で、現状と同じ価格になるでしょう。あるいは予想以上の大幅なアップデートがあってもおかしくありません。

なので、iMacがほしいという人は待つのがよいです。
iMacは次のアップデートに期待です。

MacBook Airの上位モデルがおすすめの理由
おすすめとして挙げているのは具体的には、上位モデルとされるMacBook Airの1.1GHzクアッドコアCore i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)、512GBストレージのモデルです。価格は、134,800円(税別)です。

下位モデルと上位モデルの違いは、CPUと容量だけです。
CPUのアップグレードで+\10000、容量が256GBから512GBのアップグレードで+\20,000という違いです。
とくに、CPUのアップグレードが割安に思うのでおすすめです。

下位モデルではダメなのか、というとそんなこともありません。性能差は時間のかかる処理のときに影響があるというだけで、普段の使用時に体感としての違いはほとんどないはずです。
下位モデルの価格は104,800円(税別)なので、どちらを優先するかはその人がどのくらいに出費を抑えたいかによります。

安く買う具体的な方法

出費を抑えるに越したことはないでしょう。
Macモデルは新品でも安く買える方法があります。これはいろいろなところで紹介されていると思います。ただし、代わりに犠牲になるのは時間です。なので必要なら、待たずにさっさと行動するほうをおすすめします。

初売りに買う
毎年1月2日に、Appleストアやオンラインストアでは初売りをやっています。
対象のApple製品や購入者にギフトカードが贈られるというもので、ギフトカードはApple製品の購入に使うことができます。

2020年は、MacBook Pro (13インチ)は24,000円、MacBook Airは12,000円分がギフトカードとして還元されていました。

整備調整品を待つ
初期不良など何らかの理由で返却された製品を、点検を行って改めて販売されているものが整備調整品です。
通常の販売価格よりもおよそ15%くらい割引で買うことができます。カスタマイズなどはできません。

整備調整品はオンラインで買えます。自分が使っているMacBook Pro13インチも整備調整品を購入したものです。
Appleの厳しい検査に合格したものなので普通にサポートも受けられます。

ただ、製品には限りがあり、お望みのモデルや構成を買うのは大変かもしれません。待っても現れない可能性もあります。(今見ると2019年5月発売のMacBook Pro15インチしかありませんでした)

Apple品質を保証します。
Apple認定の整備プロセスを経て品質が保証された新品同様の製品です。1年間の製品保証が付いています。

認定整備済製品 - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/shop/refurbished

中古品を買う
中古品を探すことも選択肢としてあってよいと思います。
ただ、Macは売るときに価格が落ちないのと同じように、中古で買うときもそれほどの割安感はありません。

使用からアップデートや保証が打ち切られる年月が近いと思うと、あんまりかなあという気もします。型落ちの買い替えを繰り返すというのも手かもしれません。ただ頻繁に買い替えるのは、セットアップなどにわりと時間を取られるので、自分はおすすめはしません。
中古であることをまったく気にせず1円でも安くという人はよいでしょう。

パソコンを買うときのアドバイス

経験則からのアドバイスできることはないか考えてみました。

MacBook Airをおすすめしましたが、もちろん人によります。
Macを買うのにあんまり神経質になって性能比較を気にする必要はないと思います。
大切なのは、何に使うかという用途のほうです。用途がはっきりしていないと、選択肢もはっきりしません。
新しい手帳を使うように、始めたいこと、変えたい習慣をふんだんに盛り込んで可能性を膨らませるほどよいと思います。

もちろん、買ってから想定していた用途とは別にどんどんと興味が他に移ることはあります。これは素晴らしいことで、いろいろなことに興味の矛先が向いて、始められることが増えることはよいことです。人は変わっていくものなので。

ただ甘い言葉に惑わされないようにしたいです。
「買って損なし」「所有欲が満たされる」なんていう言葉に気を付けましょう。購入だけをすすめるような言葉に翻弄されるのはよい結果にならなりません。

自分の経験の上では、パソコンに詳しくなるほど、最新のパソコンにこだわらなくなります。パソコンに限らないかもしれません。弘法筆を選ばずというと大げさですが、ミーハーさが減って、仕事道具として成立してくるわけです。消耗品として割り切ることができてきます。ただ、どんなパソコンでもよいというのは違って、余裕が出てくるせいか「こだわりがこじれてくる」感じです。これがないと嫌だとか、これはないほうがむしろよいとか。どんどんこじれてきます。
(記事内に書いたようにTouch Barはないほうがよい部類です)

パソコンを買う機会は、たまにしかないことです。
パソコンに詳しくなりたい人は、今後のスキルアップのための糧になります。できるだけ仕様についてなど調べて、他のパソコンとも比較しながら、できるだけ時間をかけてあれこれ悩むほどよいと思います。
パソコンに詳しくなるつもりがない人は、詳しい人のおすすめに習うのがよいでしょう。できるだけ時間を使わないほうがよいと思います。

だらだら書いてしまいましたが以上です!
あなたによきMacライフがやってくることを願います!

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