2013/09/14

iPhone5SとiPhone5C、ときどきdocomo

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iPod touch6についての希望的観測を書きましたが、iPhoneだけでしたね。
残念。

そして、docomoがキャリアとして参戦。

いまさら感と、待ってました感と、今回も噂だけなんでしょと周囲に断言しまくった自分の節穴感がもはや取り返しの付かないことになってしまっています。

そもそも日本でNo.1の携帯キャリアであるdocomoがAppleと交渉していないはずはないので、どこかで折り合いがつかなくて決裂していたんでしょう。
五年も。
その間softbankはいい様に独占市場を築き上げてきたわけです。そう考えると、当初softbankはわりと一方的な条件でも飲まされてたんでしょうか、そしてその条件のおかげでdocomoはいよいよ遠ざかりと、邪推することもできます。
都市民にはsoftbankでも電波が多少揺らいでる程度かもしれませんが、地方民にとってはライフラインそのものなのです。はっきり言ってsoftbankの電波では、自宅でwifiメインで触っているのと大差ないと評価しています(個人的な想像ですよ)。

というわけで、非常にありがたい発表でした。iPod touch6を心待ちにしていたわけですが、出ないならシカタナイ、iPhoneに変えてしまおう。

アプローチの変化

発表イベントや、更新されたホームページの新iPhone案内なんかのアプローチは、ジョブズがいたころから全然変わってしまっています。この変化はAppleの成長なわけですが、ジョブズの影を追う人にはがっかり感が出てしまうんだろうなと思わないでもありません。
ハードのスペックなんかを前に押し出す案内には否定的だったような、短い文章と製品そのもののキャッチな写真でスタイリッシュに颯爽と〆るのがAppleと思っていましたが、ちょっと印象変わりますね。
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iPhone5S「進み続けるもの」

進み続けるもの。
目的を持った想像。徹底的に重ねた熟慮。圧倒的に精緻な仕上げ。それが、
iPhone 5sをつくりました。技術的にできるから、という理由だけでつくったのではありません。
真に人の役に立つ技術をかたちにしたのです。ただ次の製品をつくったのではありません。
次はこうあるべきだ、と信じることをかたちにしたのです。

最も進んだテクノロジー。その結晶です。
iPhone 5は最良の前例でした。目を見張るほど薄く、軽いデザインの中に、
目を見張るほど多くのテクノロジーをつめ込んだからです。iPhone 5sはそこを出発点にしました。
そして、指紋認証センサーのTouch ID、64ビットアーキテクチャを持つA7チップ、一段と高性能になった
iSightカメラ、超高速4G LTEワイヤレス接続とともに、さらに先へ行きます。

iOS 7。iPhone 5sで美しく機能するように設計しました。
iPhone 5sは、世界で初めての64ビットのスマートフォンとしてつくられる。iOS 7はそのことを視野に入れ、64ビットアーキテクチャのために設計されました。だからiOS 7は、それを搭載したiPhoneと同様に先進的なのです。

洗練された一台にふさわしい、洗練されたケースをつくりました。
iPhone 5s Caseは、iPhoneに完璧にフィットするよう、緻密にデザインされて
います。プレミアムレザーならではのエレガントなルックと、上質な手触り。
内側では、色を合わせた柔らかなマイクロファイバーの裏地が、
あなたのiPhone 5sを守ります。

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iPhoneをモノとして売り出し中ということですね。
これで生活がどんな風に変わるのか、人生が楽しくなるのかというアプローチが今までメインだったように思います。
コピーライティングの本とかに反面教師として載っているようなコピーに見えて仕方ない。一目、読む気しませんね。
また、カバーで楽しめるというのも今までになかったはずです。ジョブズはカバー否定派だったと言いますからね。だけど、世間はそうではなくてカバー主流で、世の中に沿って変化してくのもサービスに必要なことなので悪い意味はないと思います。まあだけど個人的にカバーはいらないかなあ。

iPhoneはもう成熟したわけで、次の何かを準備しているに違いないでしょう。
Appleの衰退を危惧する人の意見を見かけますが、ここまで当たり前になったiPhoneを掴まえて何が衰退なんですかと言いたい。もはやすごいと思わなくなったユーザーの慣れによる問題なんだと思います。